みんな気になる!年齢と筋肉量のお話
'22.10.07こんにちは
つきよし接骨院の武田です。
皆さんは最近日常生活の中で
・歩くと疲れやすくなった。
・椅子から立ち上がると足腰が痛い。
・昔より身体が思うように動かなくなってきた。
と感じる事はありますか?
もしかすると、それは「サルコペニア」の始まりかもしれません…
本日は、日本人の加齢による筋肉量の変化の特徴についてお話していきたいと思います。
この記事を読んで頂くと健康で長生きをするには何をするべきか分かって頂けると思います。
サルコペニアとは、加齢による筋肉量の減少および筋力の低下のことを指します。
サルコペニアになると、歩く、立ち上がるなどの日常生活動作に影響が生じ、
介護が必要になったり、転倒しやすくなったります。
65歳以上の高齢者の15%程度がサルコペニアに該当すると考えられています。
このサルコペニアは、年齢に伴って増加する傾向があり、女性よりも男性の方が割合として高い事が特徴です。
「健康で長い生きをしたい」
と誰しもそのように考えると思います。
ではその為に何をすればいいでしょうか?
2009年に大阪医科大学で、18歳以上の日本人4,003人(男性:1702人、女性:2,301人)を対象に大規模な調査が行われました
調査では①上肢②下肢③体幹部および④全身の筋肉を部位別に筋肉の加齢による変化が調べられました。
その結果が以下の通りになります。
少し分かりにくいかもしれませんが
上肢、体幹、全身ではなだらかに筋肉量が下降しているのに対して
下肢は20代から大きな傾きで下降している事がおわかりでしょうか?
一般的には20歳から年1%づつ筋肉は減っていくと言われていますが
(20歳と比べると、40歳は20%、50歳は30%と減っていきます)
今回の調査をみると、上肢、体幹、全身は50歳頃から下降し始めています。
それに対して下肢の筋肉量は20代から減少しています。
下肢の筋肉量の低下は他の筋肉量より著しく低下しているのがわかります。
では、20歳時と80歳時の筋肉量の変化量を比較するとどうでしょうか?
上肢筋肉量(㎏) | 下肢筋肉量(㎏) | 体幹部筋肉量(㎏) | 全身筋肉量(㎏) | ||
男性 | 20歳時 | 5.5 | 20.7 | 26.1 | 52.3 |
80歳時 | 4.6 | 14.3 | 24.6 | 43.5 | |
減少率(%) | 16.4 | 30.9 | 5.7 | 16.8 | |
女性 | 20歳時 | 3.3 | 14.4 | 18.6 | 36.3 |
80歳時 | 3.2 | 10.3 | 18.8 | 32.3 | |
減少率(%) | 3.0 | 28.5 | -1.0 | 11.0 |
下肢の筋肉の減少率は
男性では30.9%
女性では28.5%
も減少しています。
では体幹の筋力量の減少率はいかがでしょうか?
男性では5.7%
女性ではー1.0%
と減少率は少ないようです。
(むしろ女性だと80歳時のほうが筋肉量が増えています笑)
年齢による筋肉の変化量を考えた時に下肢がもっとも減少しているかがよく分かります。
しかし、この調査は同一人物を長年かけて調査したわけではなく各年代を集めて調査しています。
よって、我々が80歳になった場合は生活の面で色々と豊かになり便利になっていれば
この調査より大幅に減少する事が予想されます…
では、我々は何をしないといけないでしょうか?
そこで私が提案したいのは
「スクワットをしましょう!」です。
スクワットは下肢のキングオブエクササイズと言われています。
正しく行う事により腰椎や膝関節にも負担をかけないで
下肢の筋肉を鍛える事ができます。
『スクワットは足腰に悪い運動』
と考えている方が多いように思いますが決してそのような事はありません。
人によって手足の長さも違えば、関節の可動域も異なります。
個人の身体の状態に合わせて段階を踏まえて取り組めば、
誰でも健康的なフォームを身に着ける事ができます!
当院では、治療後に痛みがなく生活動作を行えるように筋力トレーニングの指導も行います。
つきよし接骨院は瑞浪の方が健康で長生きでる
身体作りを応援します!
もし、お身体の事でお困りの事がありましたらお気軽にお問合せください。
長文でしたが最後まで読んで頂きありがとうございます。