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トレーニングと競技の練習と分けて行う必要性

'22.11.25

こんにちは、院長の武田です。

つきよし接骨院では併設している「つきよしスポーツ整体院」にて

トレーニングの指導を行なっています。

アスリートやスポーツ愛好家、学生(中学生以上)だけに限らず

一般の方やトレーニング初心者の方にも丁寧に指導しています。



私はNSCAのCSCSを取得しているため

トレーニングの重要性については十分理解しているつもりです。

しかし、世間一般的にはまだまだトレーニングの重要性について軽視している方が多いように思います。


特に競技者や指導者の方は


「私は無駄な筋肉をつけたくないので、筋トレはしません」

「筋肉がつくと身体が重くなります」

「私は競技の練習だけで筋肉がつくので筋トレはしません」


と考えている方が多いのではないでしょうか?


体育の先生・教師のイラスト(男性)


トレーニングとは、筋肉を大きくするだけがトレーニングではありません。

トレーニングを通して柔軟性、パワー、スピードなどの筋肉の『質』も変化させる事が出来ます。


ブログを通して治療だけでなくトレーニングについても、私の考えをまとめていきたいと思います。

本日は「トレーニングと競技の練習と分けて行う必要性」についてお話したいと思います。

この記事を読んでいただくと練習以外にトレーニングをする重要性について理解していただけると思います。

では、初めていきましょう!


筋肉と話す人のイラスト




目次

1、「トレーニング」と「練習」について

2、練習では体力は向上する事はできない?

3、体力が向上すると身体がどのように変化のするか

4、いつから始めた方がいいでしょうか?

5、まとめ




1、「トレーニング」と「練習」について


当院では「トレーニング」と「練習」とは主目的が異なると考えています。

それぞれの主目的は以下の事が挙げられます。


 
  ○トレーニング  体力(筋力、持久力、柔軟性)の向上
  ○練習  競技力の向上

しかし、昨今ではSNSやネットに


「このトレーニングを行えば技術と体力を同時に鍛える事ができます」

「バーベルを担いで競技に似た動作を行う事により競技力が上がる」


といった技術を向上させたいのか体力を向上させたいのかはっきりしないトレーニングを散見します。


「二頭を追うものは一頭を得ず」


ということわざがあります。

目的が曖昧だと、その効果も中途半端な物になってしまいます。

競技の技術を習得するには練習に集中して、体力を向上するにはトレーニングに集中して

個別に強化した方がはるかに効率も良いし、効果が高いと考えています。


二頭追うものは一頭も得ず に対する画像結果


2、練習では体力は向上する事はできない?


そうは言ってもアスリートや指導者の方の中には


「私は競技の練習をしながら、競技に必要な体力を向上させます」


といった考えの方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?

確かにトレーニングを行わなくても競技の練習だけ行えば

主目的とは別に副次効果として一定のレベルまで体力の向上する事はできます。

それで自分の理想とするパフォーマンスを発揮できる事ができる人は

トレーニングを行う必要はないのかもしれません。


しかし、多くの競技者は


・ライバルに勝ちたい!

・ベストの記録を更新したい。

・怪我なく競技を続けたい。


などの目標があると思います。

三段跳びのイラスト


今の自分より高いレベルでプレーをするためには、

人間の筋肉という車でいうエンジンを大きくして質を向上する必要があります。

トレーニングの原則には「漸進性の原則」というものがあります。

(漸進性の原則…自分の体の発達に合わせてトレーニングの負荷を重くしていく)

筋肉の質を変化させるためにいつもの練習だけで変化するさせる事はできるでしょうか?

練習から離れて行うからこそ身に着ける事が物があるのです。


我々には時間は無限にるわるわけではありません。

あなたの望む体力を効果的に伸ばしていく必要があります。


ジャンプボールのイラスト(バスケットボール)


3、体力が向上すると身体がどのように変化のするか


体力が向上すると以下のような事柄が期待できます。


・筋力の向上

・パワーの向上

・柔軟性の向上

・心肺機能の向上

・精神的に強くなる(自分の行ってきた事に対する自信)


みんなと同じ練習をこなすだけでライバル以上に体力は向上するでしょうか?

最近では、野球選手の徐脂肪体重が多いほど打球の飛距離が遠くまで飛ばす事ができると言われています。

(徐脂肪体重→脂肪を取り除いた体重、つまり筋肉量が体重の多い体重の人の事です)

競技者であるならばやらない理由はないのではないでしょうか?

4、いつから始めた方がいいでしょうか?


トレーニングは始めるのが早ければ早いほど良いと考えています。

当院のトレーニングは中学生より受け付けております。

中学生頃から男性は男性らしく、女性は女性らしく身体が変化します。

この頃よりトレーニングを始めた子と高校生から始めた子では

フィットネスレベルが大きく変わってくると言われています。

また、フォームも1~2回程度行ったからと言って定着する物ではありません。

早めにトレーニングの習慣を身に着ける事により、その差は大きなると考えています。


バンザイをしている学生たちのイラスト


○まとめ

・練習とトレーニングでは目的が違う。

・練習でも体力は向上するが、体力を向上させる事を目的にトレーニングしたほうが効果が高い。

・筋力を向上すると①柔軟性の向上②パワー向上③心肺機能の向上④精神的に強くなる、などの効果が期待できる。

・トレーニングはできるのであれば、早めに、継続的に行った方が良い。


いかがでしょうか?

ご興味のある方は是非ご連絡ください。

よろしくお願い致します。

長文でしたが最後まで読んで頂きありがとうございました。