意外と知らない坐骨神経痛の話
'22.08.18こんにちは、院長の武田です。
本日は、「坐骨神経痛」について説明したいと思います。
この記事を読んでいただくと、坐骨神経痛について理解する事ができます。
1、坐骨神経痛とは
坐骨神経痛とは、病名ではなく下肢にあらわれる症状の総称の事をいいます。
症状としては、おしりから下肢の後面にかけての痛みや痺れが挙げられます。
2、坐骨神経とは
坐骨神経は、坐骨を通りおしりの梨状筋を抜けて下肢に向かう末梢神経のひとつです。
坐骨神経は末梢神経の中で一番太くボールペン位の太さといわれています。
長さは1m位あると言われており、末梢神経の中では最も長いとされています。
この長い坐骨神経は、膝の後ろを通過すると総腓骨神経と脛骨神経という名前に変わり
枝分かれをして足の指まで伸びています。
そのため、何らかの原因でこの坐骨神経に問題が生じると、この神経の通り道沿いである
おしりから下肢後面にかけて痛みやしびれを生じます。
3、坐骨神経痛の症状
坐骨神経痛では以下の症状が挙げられます。
①おしりから下肢にかけて痛みや痺れがある。
②長時間立っている事により痛みや痺れが増悪する。
③腰を反らすと下肢に痛みや痺れを感じる
4、坐骨神経痛の原因
坐骨神経痛の原因には、以下の様な疾患が挙げられます。
・腰椎椎間板ヘルニア
・腰部脊柱管狭窄症
・梨状筋症候群
・変形性腰椎症
・腰椎分離症
坐骨神経痛とは、これらの疾患の全てに発生する可能性がある症状のため
腰部の疾患を特定する必要があります。
5、検査法
接骨院では、身体に負担のかけない様に整形外科学徒手検査法を行います。
整形外科学検査法とは整形外科のお医者様もレントゲンやMRIの検査を行う前に行う検査法です。
患部の特定と、症状の程度を検査にて調べていきます。
6、治療法
病院では坐骨神経痛は一般的に保存療法で治療を行います。
(坐骨神経を圧迫している原因によっては手術をする可能性もあります。)
坐骨神経痛とは、あくまで症状の名前なので病名ではありません。
よって上記で述べた疾患の原因を改善させる必要があります。
鎮痛剤によって痛みは一時的に軽減しますが、原因となる身体の癖を治していかないと
症状また再発してしまうのです。
当院では、姿勢検査や動作評価を行い患者様の身体の癖を見つけ出し身体を整えてきます。
症状が軽減したあとも再発しにくい身体づくりをお手伝いします。
坐骨神経でお悩みでしたら一度ご相談ください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。