身体の痛みの原因について
'22.04.05こんにちは、武田です!
本日は身体の痛みの原因についてお話ししたいと思います。
あなたは、
・どこの整体院に行っても全然症状が改善しない…
・痛みのある場所をしっかり揉んでもらっても直ぐに戻ってしまう…
・病院の検査をで「異常がない」と言われたが痛みが続いている…
という経験をした事がありませんか?
実はその痛みの原因は、痛みのある場所と異なる場所にあるかもしれません。
なぜならば、私たちの身体は206本の骨が230〜360個もの関節を形成しており
お互いの関節と協調しあって動いています。
どこかの関節の歯車が動かなくなると別の関節に負担がかかってしまいます。
そこが過度に負担がかかってしまうと痛みになります。
身体の評価をする際は痛みある場所以外にも全身の評価をする必要があるのです。
「木を見て、森を見ず。森を見て、木を見ず。」
この記事では、私たちの身体の不調を取り除く上で重要な考え方についてお伝えします。
この記事を読むことにより
あなたは身体の原理に気が付き他の皆さんよりもワンランク上の視点で身体と向き合う事ができるでしょう。
みなさんは
「joint by joint Theory (ジョイント バイ ジョイント セオリー)」
という考え方をご存じですか?
joint by joint Theoryとは、世界的に有名な理学療法士であるグレイ・クック氏と、同じくファンクショナルトレーニングの第一人者であるマイ・ボイル氏によって考えられたものです。
私たちの身体を構成している関節は大きく分けて二つの役割に分類する事ができます。
その役割は、安定性(スタビリティ)と可動性(モビリティ)です。
・安定性(スタビリティ)…関節を安定させる役割
・可動性(モビリティ)…関節を大きく動かす役割
この安定性に働く関節と可動性に働く関節はおよそ交互に配列せれており
お互いの役割を果たす事により正しく身体を動かす事ができます。
逆にそれぞれの関節が役割を果たす事が出来なかった時は、
隣接する関節に悪い影響を与える恐れがあります。
例えば腰痛の方の場合
本来、腰椎とは関節を安定させる「安定性」の役割があり
隣接する胸椎と股関節は関節を大きく動かす「可動性」の役割があります。
しかし、本来大きく関節を動かす事ができるはずの胸椎と股関節が
猫背や股関節周りの関節の柔軟性の低下により可動域が狭くなると
安定しないといけないはずの腰椎に負担がかかり腰痛や器質的変化をもたらします。
よって、痛い所だけ一生懸命揉んだりストレッチをしても改善しないのです。
また、トレーニングにおいても身体の協調性が取れない事により
怪我をしたり、パフォーマンスを発揮する事ができないケースもあります。
トレーニングや運動するにおいても
「joint by joint Theory (ジョイント バイ ジョイント セオリー)」
という考え方は身体の使い方のヒントになるかもしれません。
日頃の身体のメンテナンスやトレーニングにおいて
あなたのヒントになれば幸いです。
当院では、痛みの施術はもちろんですが
「姿勢評価」や「動作分析」を行う事により痛みの原因を探して施術を行っていきます。
是非一度あなたの身体の悩みをご相談ください。
よろしくお願い致します。